プラダンA式は紙段ボールの形式に最も近く、保管時は畳んでおくことができます。繰り返し使うことが可能なため、コスト削減が可能です。
プラダンコンテナはC式の箱にコーナーとフレームを付け、強度を上げた形式。コーナーにはリブが有り段組時に崩れず重量物を入れることも可能です。
プラダン(ダンプラ・プラスチックダンボール)は一体押出成型によるポリプロピレン製の中空構造板です。ポリプロピレン製で熱や水・薬品に強く、手軽に加工できます。滑らかで美しい素材感を持ち合わせているので看板やディスプレイ用素材などにもお勧めです。また中空構造なので軽くてローコスト、耐圧性・耐衝撃性に優れているため建築用保護・養生材としての注目も高まっています。機能性、合理性、そして経済性に優れた画期的な新素材です。
プラダンは可塑性があり熱に溶けるため、使い終わった後、リサイクルするのに便利な素材です。リサイクル材料に使われる粉砕ペレット、工場で使われるパレット、身近な製品ならゴミ箱やポリバケツなどに再利用されています。断裁屑や廃棄されるプラダンは細かく粉砕され、新たなプラスチック製品として再利用されます。工場内で使われるパレットなどの再生樹脂として使われるほか、燃料としても利用されます。
みかん箱大のA式紙ダンボール箱一個を作るときに発生するCO2排出量は約0.5kgです。同じ大きさのみかん箱プラダンA式を作るときに発生するCO2排出量は約5kgになります。しかし、1回で使い捨てる紙ダンボールを10回以上使うと、紙ダンボールを使うよりもCO2排出量が少なくなり、グリーン調達を推進することができます。
箱一つあたりのコストはプラダンの方が高くなります。
使い捨ての紙ダンボールと異なり、プラダンは通い箱として何度も拠点を往復させることができるため、おおむね10回程度通わせるとプラダンの方がランニングコストが安くなります。丁寧に使えば30回以上使うことができます。
物流コストには、箱そのものにかかる費用のほかにもさまざまな費用がかかります。
封緘費 | 箱を封緘する作業や封緘用の副資材費。プラダンの場合はマジックテープがあれば封緘できます。 |
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発注費 | 箱を購入する際、まとまったロットでないと発注できなかったり、注文書作成や発注作業費など、見えないコストが結構かかります。 |
保管費 | 紙ダンボールは大抵まとまったロットごとの注文になりますので、余ったダンボールは管理しておかねばなりません。スペースをとりますので保管しておくスペースを作る必要があります。 |
処分費 | 使い捨てでは、ゴミの回収にも費用がかかります。 |
年間の物流トータルコストではプラダンの通い箱の方が使い捨ての紙ダンボールよりもはるかに安くなります。
紙粉とは、紙ダンボールを製造する過程でダンボールシートを裁断するときにでる粉のことです。紙ダンボールにそのまま付着し、製品に混入することがあるため、精密機器や薬、食品業界では紙ダンボールを使うことができません。また、近年クリーンルームを持つ工場が増えており、紙粉のでる紙ダンボールは使用されなくなりつつあります。プラスチックダンボールは切れカスがでないため、異物が混入することはありません。
主に工業分野においては静電対策は不可欠となっています。静電気が発生するとホコリを吸着したり静電破壊を引き起こし、中に入れる製品に悪影響を及ぼします。導電性シートを使ったプラダン通い箱を使えば静電気対策が可能です。
紙ダンボールは水にぬれるとボロボロになってしまいます。
プラダン通い箱は水をはじくため、ぬれることによって劣化することがありません。ただし、筋目の中に水が入るとカビが発生しやすくなるため、水をかけずに表面を拭くようにしてください。
みかん箱大のA式紙ダンボール箱一個を作るときに発生するCO2排出量は約0.5kgです。同じ大きさのみかん箱プラダンA式を作る場合は約5kgになります。しかし、1回で使い捨てる紙ダンボールを10回以上使うと、紙ダンボールを使うよりもCO2排出量が少なくなり、グリーン調達を推進することができます。
プラダンは可塑性があり熱に溶けるため、使い終わった後、リサイクルしやすい素材です。断裁屑や廃棄されるプラダンは細かく粉砕され、新たなプラスチック製品として再利用されます。工場内で使われるパレットなどの再生樹脂として使われるほか、燃料としても利用されます。